はぎ妻です

今日は以前に当店でジュエリーリフォームしてくださいましたM.Hさまより、あらたにリフォームのご依頼を頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

* ビフォー *




M.Hさまのお父様から昔ルースで頂かれたというオーバルの1.81ct(8mm×6mm)スターサファイアです
その後、指輪になさったそうなんですが、
ちょっとメンズリングっぽくってなんだか身につけられず何年もタンスの中で眠りについていたそうなんです


メンズリングとしてはかっこいいかもしれませんが、女性が身につけるにしては重たくハードすぎる印象です。
またこういう風に石が埋め込んであると、せっかくのスターサファイアのアステリズム(六条の星)も光が入らないのではっきり見えませんね
スターサファイア自体の色が青というよりグレーがかっているので、
明るい印象になるようにK18イエローゴールド製にして、かわいいエタニティ風リングへリフォームさせて頂きました

* アフター *




4点留めで外からの光が入りやすくなると、スターサファイア特有の六条の星(線)がはっきりみえるようになりました

よくおわかりにならない方の為に赤い線を引いてみたので見比べてみてくださいね。





ほら、見えるでしょう?







女性らしい可愛いリングへ生まれ変わりました。

M.Hさまも「これなら身につけられる」と仕上がりを大変喜んで頂けましたよ。

M.Hさま、この度は大切なスターサファイアを当店でリフォームしてくださいまして誠にありがとうございます。

リングデザインをお決めになられる際に「引っかかりの無いデザイン」をご希望される方がおられます。
爪が無くて、段差も無く、というデザインですと、今日のリングのビフォー写真みたいなメンズリングになってしまいます。
実際、20年ぐらい前にこんな感じのリングが流行っていた事があるのですが、宝石を台座に埋め込むと宝石に光が入らないので宝石特有の輝きも無くなりますし、デザインも重たい印象で決して可愛いリングにはなりません。
爪があると引っかかるか?ということは決してございませんが、ニットやタオルのループ等極細い繊維等に当たれば多少引っかかる事がありますけれど、あまりご心配なさる必要は無いと思います。引っかかりや段差を気になさっておられる方のほとんどは昔の爪が大きく台座が高い立爪ダイヤモンドリングのトラウマから抜け出せていないだけなんです。
今のリングは爪が極小さくなっていて、台座の高さも低く大変身につけやすいものがほとんどなのですよ。