はぎ妻です


ジュエリーリフォーム等でリングをお作り頂く際に、

リングサイズ

をお測りしております。

リングサイズは日によっても変わってくる方もおられますし、
年齢とともに変化してくる方もおられます。
そして、みなさんあまりご存じないのが、

リングの形状(幅、形等)によって、同じ方の同じ指でもリングサイズの号数は変わってくるのです

また、最近の指輪は


内甲丸

という

指に触れる面(内側)が丸みを帯びている指輪が多くなってまして、
当店でお作りさせて頂くほとんどの指輪が内甲丸の指輪なのです。



ご来店いただいてリングサイズをお測りする場合は「内甲丸用のリングゲージ」を使用するので
お客様は内甲丸についての知識や理解は必要ないのですけれども、
時々遠方のお客様が当店でリングをリフォームして下さいますときに文章でお伝えしてもなかなか伝わらず困ってしまう事が時々ございました


それで、今日は写真やイラストを交えてご説明させていただきたいと思います

まず、通常の「内側が平たいリング」はこんな感じです。

内側が平たいリング



わかりにくいかもしれませんのでアップにしてみます。

内側が平たいリングのアップ

そして内側が丸みを帯びている「内甲丸のリング」はこんな感じです。

内甲丸のアップ

うーん、ちょっとわかりにくいかもしれませんね

そういうわけで自作のイラストで、もう少しわかりやすく解説させていただきますね


まず、ちょっと変な感じですが指にシンプルな指輪をはめているイラストをごらんください。
外から見ると内側がどうなっているのかは絶対にわかりませんね。




そこで指輪の断面図を作ってみました


昔からある、指に触れる面が平たいリングです。
わかりやすいように説明に不要な部分はスケルトン?にしています。





そして指に触れる面が丸みを帯びている「内甲丸」のリングです。

わかります?
先のイラストと比較すると内側が丸みを帯びていますでしょう?


で、本題です

内側が平たいリングよりも内甲丸のリングの方が1号程度入りやすくなります。

《例》同じ指でも
内側が平たいリングで10号
内甲丸のリングだと9号



※お指の形状やリングのアーム幅やその他の形状によってもサイズが異なる場合がございます。

ご来店頂く方は、当店のリングゲージでお測りするのでサイズの事は何も考えなくても大丈夫ですが、

ジュエリーリフォームのことをメールでやり取りさせていただいているお客様は、

もしお近くのジュエリーショップのリングゲージで計られる際にはリングの内側が丸みを帯びているかどうかを触って確認してみて下さい。
内側が平たいゲージでしたら内甲丸でお作りする場合は、お知らせ頂いた号数より1サイズ小さいものが同じ装着感になるはずですから。
ただし、お作りになるリングのアーム幅や形状によっては必ずしも1サイズダウンという事もございませんので
まずはどういうゲージで測られた○号なのかをお知らせくださいませ。