はぎ妻で〜す

今週に入って、金とプラチナ価格がほぼ逆転しましたねぇ
厳密に分刻みのチャートを見ていると
金とプラチナの価格は抜きつ抜かれつ、といった感じではあるのですが。

みなさんもプラチナは高価というイメージをお持ちだと思います。
ですが、ヨーロッパ等、実は海外ではあまりジュエリーにプラチナを使うのは一般的ではないのですよ。
1点、100万円以上の超高級ジュエリーになら使うこともあるのですが、10万円、20万円位のジュエリーには
ホワイトゴールドを使用するようです。

日本の方は、プラチナは高い=良い!
というプラチナ信仰があるようで、
ご結婚、ご婚約指輪は必ずプラチナじゃないといけないような風潮があります。

ですが、こんな風にプラチナの価格が金よりも落ちてしまったら
プラチナってどうよということにはならないのでしょうか??

たとえば、
k18ホワイトゴールドとpt900のリングは見た目は全く変わりません。
だけど、k18の方が断然固いのでキズも付きにくくて丈夫です
しかも、重さもプラチナよりk18の方が軽いので
身につけやすいという利点もあるのです。

私はプラチナ価格が高いときから
日本人のプラチナ信仰があまり好きではありませんでした。
ですが、このプラチナ信仰も元をただせば宝飾業界が作り上げたものとも言えますが、
日本人はもともと金色よりも銀色が好きという好みの問題もあるかもしれません。
昔はホワイトゴールドがなかったですからね。

※K18ホワイトゴールドとは、75%が金で、残りの25%は銀とパラジウムという銀色の金属が含まれている。

私って結構ひねくれ者なので(笑)
こういうおかしなプラチナ信仰が崩壊しつつあるというのは
おもしろいな〜って思うのです。
これからずっとこのまま金の方が高くなって行ったら
日本人女性は、今までのようにプラチナ製品を喜ぶのかどうか?
う〜ん、めちゃくちゃ気になりますねぇ(笑)

今年の夏までのプラチナ価格の異常な高騰は
自動車の触媒にはプラチナしか使えない、ということが
プラチナ価格高騰の一番の原因でした。
それが、
不景気で自動車が売れないとなると、
とたんにプラチナ価格が暴落したのです。

物質に普遍的価値は無いのです。
それを今回のプラチナと金の価格逆転で少し考えてみられたらいかがでしょうか?

写真はPEARL DECO nao series ブラピアス
k18イエローゴールドと、K18ホワイトゴールド

ホワイトゴールドとプラチナは二つ並べてみても
新品だったらプロでもぱっと見では区別付きません。