はぎ妻で〜す

暑い毎日ではありますが、
冷房で体の芯が冷えてしまっているアナタに
(ちなみに、はぎちゃんは冷房のせいで今日は夏風邪でダウン

今日は、心温まるジュエリーリフォーム
是非ともご紹介したいと思います

パールデコが新聞各紙に掲載されてから
しばらくたったある日のこと、
その記事をご覧いただいたという
とあるご年配の女性からジュエリーリフォームのご相談をいただきました。

そのお客様はご自分が若い時からお持ちのジュエリーを
お嬢さんやお嫁さんに譲りたいけれど、
なにぶんデザインが古いので新しくリフォームしてほしい!
とのご依頼でした。

もうお孫さんもたくさんいらっしゃって、
毎日おだやかに過ごされていらっしゃるのが感じ取れる
素敵なおばあちゃまでいらっしゃいます
(お客様に失礼かもしれませんが、あえて親しみを込めて、ここではそう呼ばせていただきます)

また、どうしても使わないネックレスチェーン等は買取させていただき、リフォーム代金に充当させていただきました。
そのなかで、とても古いK18の枠の腕時計がありました。

趣があって素敵なのですけど、少し壊れているし、だれも使わないので枠だけ壊して買取ってもらいいたいとのご希望。
買取で重量を量ろうと解体し、
文字盤の反対側を見ると

チクタク、チクタク、チクタク…

小さな歯車たちが小刻みに、一所懸命動いているのが目に入りました。
それはジュエリーではないですが、
確かに美しく、ずっと見ていたい!という気持ちにさせるものでした。

文字盤をはずして、この機械の面を見えるようにして
ペンダントにしてみたら

そして、完成品がこれっ!

チェーンを通して身につけると、
かわいいし、ユニーク

しかもペンダントなのに、
歯車がチクタク、チクタク、動くのですよ

ただし!手巻きの時計なので時々ゼンマイを巻いてあげないと動きが止まってしまいますが。

この時計のペンダントを受継がれたお嫁さんにも
喜んでいただき嬉しいかぎりでございました〜

こんな風に、
受継がれていく物、というのは
単なる物ではなく確実に心が受継がれているのだなと感じさせていただいたリフォームでした