はぎ妻です

最近、検索キーワードで

黒真珠 披露宴

っていうのを時々みかけるので記事にしてみますね

最初から、ズバリですが、
黒真珠っていう名前の真珠は存在しません。

たぶん、みなさんが呼んでいる黒真珠っていうのは
2種類の真珠のことを言っているのだと思います。

ひとつは黒蝶真珠。
写真の右側です。
またの名をタヒチ真珠とも言ったりします。
大粒で、南の海で採れる真珠です。

もうひとつは、アコヤ真珠の染め(黒)。
写真の左側です。
主に日本の海で採れるアコヤ真珠をコバルトで染色しているものです。

次に結婚式や披露宴等おめでたいお席にご招待された時、
この黒い真珠をつけていってもいいのか!?
っていう疑問をお持ちの方が多いようなのでご説明いたします。

まず、黒蝶真珠につきましては、OKです。
まったく問題ありません。
そもそも、黒蝶真珠には黒い色素なんてないのです。
よく見ると、緑や赤等の深い色が微妙に混ざっているのが
おわかりいただけると思います。
写真の黒蝶真珠は赤と緑が強い傾向のある真珠です。
(黒蝶真珠によって色合いはかなり違って来ますが)

写真の黒蝶真珠は結構テリが良い物ですが、
品質があまりよくない黒蝶真珠になりますと、
黒い羊羹みたいなよどんだ色になっていますが。

黒蝶真珠はお葬式でもokですし、
華やかなおめでたい場所でも、
カジュアルでもなんでもいけちゃいます
冠婚葬祭、カジュアルまでなんでもok!

一方、アコヤ真珠の染め(黒)ですが、
こちらはお葬式にはもちろんOKです。
でも、
色がコバルトで染めてあるため、華やかさがあまりありません。
披露宴のお席に身につけて行ってもいけないわけではないですが、
なんとなく暗い印象なのであまりおすすめはいたしません。

そう考えると、黒蝶真珠の方が使いやすくてゴージャスで便利ですね
昔は100万円以上した高級な真珠ですが、
最近では養殖技術の発達から
かなりお求めやすくなりました。
ハギノパールアンドジェムでもお取り扱いしておりますので
どうぞお問い合わせくださいね

>>HP黒蝶真珠紹介ページ

※追記
そもそも、お葬式の時に「真珠なら、していっても失礼にはならない」という決まり事があるだけなのです。
真珠の連のネックレスはお葬式専用のジュエリーではありません!
(真珠の名誉のために、この辺誤解のないように
そして黒蝶真珠が30〜40年前は100万円以上し、大変高価だったため、その代用品としてアコヤ真珠の染め(黒)が流通し始めたのです。
披露宴等のおめでたい席に黒蝶真珠は大変上品です。
逆に明るい色合いでも安っぽいアクセサリーをしていくより、高価なジュエリーである黒蝶真珠を身につけて行く事は、お招きくださった方への敬意とお祝いの気持ちを率直に表しているのでとても良いと思います。