はぎ妻です

毎日暑いですが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?
ハギノパールアンドジェムでは、夏の暑いお天気に負けないぐらいの熱いカップルが連日お越しくださるので、
店内気温が上昇してしまって暑い熱い残暑でございます

そして今日も、またまた熱いリフォームのご依頼です

今度ご結婚なさるということで、H.Aさまの彼のお母様がご自分のご婚約指輪の0.32ctのダイヤモンドリングを贈ってくださったそうです。



★ ビフォー ★

こういう立爪のデザインって、本当に使いにくいのですが、
昔はダイヤモンドリングと言ったらこういうデザインしかなかったのです。
でも、使いにくいからお母様もそのまま大事にタンスの中にしまわれていたそうです

立爪の指輪ってある意味、多くの日本女性に

ダイヤモンドリングって使いにくいし、仰々しいもの

というイメージを植え付けた張本人だと思うんです。

ダイヤモンドのルース自体は色がついた宝石よりもお洋服に合わせやすいし、指輪枠のデザインによってフォーマルでもカジュアルでもいろんなイメージに変われる非常に自由な宝石なのにも関わらず、この立爪の時代が長かったせいなのか、多くの日本女性はダイヤモンドの素敵さ、自由さ、カジュアルさに気がつかず「自分とは全く世界の違う高貴な物質」という、まるで敵対したかのようなイメージをお持ちの方って以外と多いんです

H.Aさまも、最初彼とご一緒にご来店頂いたときも
「ダイヤモンドを身につける習慣がないので…」
と、おっしゃっていらっしゃいました。

最初はプラチナの1粒ダイヤモンドリングでとのご希望を伺いましたが、
H.Aさまが身につけられている指輪やネックレスを拝見すると今流行のイエローゴールド製のものばかりです!

フォーマルなイメージの1粒ダイヤリング、その上プラチナ製だったらせっかくお母様から贈っていただいたダイヤモンドも今後何回も身につける機会がないはず…。


そこで、k18イエローゴールド製のエンゲージリングにリフォームなさってみては

と、敢えてご提案してみました

すると、「イエローゴールド製でも良いんですか?」
H.Aさまはびっくりしたような、嬉しそうな表情に一瞬で変わったのを記憶しております。

両方のご両親やご本人さえ保守的なお考えをお持ちでなければ、イエローゴールド製のエンゲージリングでも全く問題はございません。
最近はイエローゴールド製のエンゲージリングのご依頼も増えていますし、第一ご本人があまり身につけられないようなデザインや材質を選ばれたら、またタンスに入れられたままの身につけられる事の無い指輪として何十年も歳月が過ぎる、ということになるので大変もったいないお話です

パーティーやフォーマルなお席って日本では一生のうち数回だけです。
カジュアルに普段使い出来るようなデザインにしないとせっかくのダイヤモンドがもったいないです

で、今回当店で初めてのデザインで、こんなすてきなK18イエローゴールド製のエンゲージリングに生まれ変わりました


★ アフター ★

正面から見るとよくこちらのブログでもご紹介している「かっちり系」のデザインに見えるんですが、
横から見るとこういう風になっています。

仕上がりをご覧になったH.Aさまも「かわいい〜」と、喜んで頂けました

H.Aさま、この度は大切なダイヤモンドを当店でリフォームしてくださいまして誠にありがとうございます!


ダイヤモンドはこの地上で一番硬い鉱物ですから、古くなる事も傷つく事もありません。
ご家族からバトンタッチされたダイヤモンドを次の世代へ渡すまでどんどん身につけて使い倒してくださいね。
ダイヤモンドだからこそ、子から孫へと次の世代へバトンタッチされていく「ダイヤモンドのリレー」をすることが可能なのです。

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