はぎ妻です
今日ご紹介するのは、以前に当店でご家族の方から譲り受けられたジュエリーをリフォームして下さったことのある方のお母様のK.Mさまがご自分の使われないデザインのジュエリーを何点かお持ちになられリフォームしてくださったのでご紹介いたします
まず初めにご紹介するのは、
4.81ctという大粒のブラックオパールです。
★ ビフォー ★
ブラックオパールって、よく海外のお土産で買って来られる方も多いのですが、
お値打ちで買われた多くの物が「タブレット」っていう、ホワイトオパールの下に黒いオニキス等の石を張り合わせて作った偽物のブラックオパールだったりします。
ですが、こちらのブラックオパールは正真正銘の本物、しかもすばらしい品質の大粒ブラックオパールです
ただ、デザインが古く台座がとても高いので身につけにくいそうです。
ただ、お石が大きいのでデザイン的には似たような感じの物にしかリフォーム出来ませんが、
台座を低くくしたリングにするだけでも随分と身につけやすくなるはずです。
仕上がりはこちらです。
★ アフター ★
リフォーム前とほぼ同じデザインですが、高さがおさえられたので身につけやすくなりました
つぎに、こちらのゴージャス過ぎる古いリングです。
センターのファンシーイエローのプリンセスカットのダイヤモンドは0.814ctございます
★ ビフォー ★
こちらのファンシーイエローを活かして、
カジュアルなk18イエローゴールド製のミル打ちアンティーク風リングにリフォームいたしました。
★ アフター ★
イエローのダイヤの輝きが増したように思えますし、こちらのデザインでしたらカジュアルに身につけやすそうですね。
最後に、0.222ctと0.214ctのダイヤモンドのスタットピアスです。
★ ビフォー ★
シンプル過ぎてあまりかわいらしくないので、
小さなメレダイヤで周りを取り巻いたかわいらしいスタットピアスにリフォームいたしました
★ アフター ★
K.Mさま、この度は大切なジュエリーを当店でリフォームして下さいまして誠にありがとうございます。
ちょっと前までは、「高価なジュエリーはプラチナ製の枠で」と言われていましたし、今でもちまたのジュエリーショップでは一般的にはプラチナ製の枠をお勧めするところが多いようです。
ただ、「プラチナが高級な金属」「プラチナが硬い」とお考えなのは間違いです。まず硬さについてですが、純金も純プラチナもどちらも大変柔らかい金属です。ただそのままでは柔らか過ぎて細かい加工等もしにくいので、その他の金属を混ぜて多少硬くします。プラチナ製の指輪はPT900製がほとんどですので90%プラチナが入っていて残り10%が他の金属となっています。
K18製はK18ですから75%だけ金が入っていまして、その他の金属は25%入っているということです。すなわち、その他の金属の割合が高い方が硬い、ということですのでK18製とPT900製を比較したら断然K18の方が硬いというわけなんです。
K18ホワイトゴールド製の場合もK18ですから硬度は全く同じです。
また、最近では金価格が高騰しておりますのでプラチナと比較してもそれほど相場は変わりありません。イタリア等のジュエリー先進国ではプラチナ製の枠はほとんど使われず、K18ホワイトゴールド製かK18イエローゴールド製等が数千万円もするジュエリーに使用されていたりするのです。
プラチナ信仰は主に日本を中心とした数カ国に過ぎないのです。
プラチナ製品に固執せず。お好みや用途に合わせて一番合った金属素材をお選びになられることをお勧めいたします。
ジュエリーリフォームのご相談、お見積もりは無料です。