はぎ妻です
すみません!お話が長くなってしまったので、
前回までのいきさつは、下をクリックしてくださいね

三輪山 心の旅 〜その1〜
三輪山 心の旅 〜その2〜

さて
私たちの車は、大神神社(おおみわじんじゃ)の大鳥居の前までやってきました。
大鳥居は高さ20mぐらいあるかと思う、非常に大きな鳥居です。
こんな大きな鳥居は産まれて初めてみました〜

三輪山をご神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)は、
日本最古の神社のひとつとされているらしいです。(まめ知識)

着いたのはいいけど、雨は本降り
写真でもわかるように、三輪山自体が雨雲の中に隠れてしまって
もうお山に登るどころの状況ではありませんでした

「やっぱり神様に呼ばれてないのかな?」
と、かなりがっかりした気持ちで車を降りて、
私たちは傘をさして本殿へと向かいました。

ここからは神社の写真は撮りませんでした。
いけないところを撮影してしまって、
失礼になるかもしれないので基本的に私は神社の中では写真を撮らないよう心がけているからです

大神神社(おおみわじんじゃ)は、緑に囲まれて
とても静かで美しい神社でした
また、雨のおかげで土や緑の香りがして、
ある意味素敵な印象でしたよ

それに、ゴールデンウイーク中であるにもかかわらず、
雨のおかげか、そんなに参拝者も多くなかったのも良かった

そして、なにより普通の神社と違う気高い雰囲気に満ちていました。
これは言葉では言い表すのは難しいですね。
ただ、そう感じるのです。

本殿でお参りし、お稲荷さんなどの摂社にもご挨拶。
つぎに、三輪山の登山口受付である
狭井神社へと向かいました。

入り口右側のところに神社のHPに写真が載っていた
銀竜草(ぎんりょうそう)という珍しいお花が咲いているのもみられました
HPでは幽霊草となっていますが。
私たちが足を止めてお花を見ていると、
親切なお掃除のおじさんがお花の説明をしてくださいました

ですが、
やはり雨は止む気配なし…

狭井神社は、本殿より小さいながらもなにかキリリとした
雰囲気を感じる神社でした。
参拝させていただき、雨雲で曇った空を見上げた、その次の瞬間です

厚い雨雲の中から確かにお日様が力強い光を
狭井神社の屋根めがけて降り注ぎ始めたのでした

雨は降り続けたままです。

ですが、光は雲を突抜け、神社の後ろの背の高い常緑樹を通り、
お社の屋根の上めがけ放射線状に力強く降り注いでいるのです

その光は雨に反射し、木々の緑のスクリーンに映って黄金色にキラキラと輝いて見えます。

…きれい…

なんとも幻想的なこの風景に、

「お山に入ってもいいよ」

と、神様がおっしゃってくださっているかのように思えました。

 

雨が降っていたら入山できないものと考えていたのですが、
受付で伺うとあっさり入山許可をいただけました

入山の注意を受け、
首にタスキをかけ、
竹の杖をお借りし、
傘をさしたままではあるけど、
とうとうあこがれの三輪山に登らせていただくことになったのでした

「その4」へつづく