はぎ妻です

今日はK.Mさまよりご相談頂きましたダイヤモンドリング2点のリフォームをご紹介いたします。

最初にご紹介するのは、0.411ctダイヤモンドのいわゆる

立爪の指輪

です。
* ビフォー *

最近の若い方はあまりご存じないかもしれませんが、昔のダイヤモンドの指輪って、みんなこういう爪が大きく尖っていて高さがある
非常に身につけにくいデザインだったんです

デザインのせいでほとんどのみなさんがせっかくのダイヤモンドを身につける事も無く
何十年もしまいっぱなしになっているようなのです。

それではもったいない!ということで、

カジュアルにもフォーマルにも身につけやすいと人気のこちらのリングへリフォームいたしました
* アフター *

アーム部分のメレダイヤは彫留めでセッティングされているので
落ち着いた輝きです

高さも、ダイヤモンドの厚み程度ですし、
アームがダイヤに向かって反り上がっているため段差がないので引っかかりにくいデザインなんです。

つぎに、

同時にお持ち頂いたメレダイヤが2段連なっているV字リングです。

こちらも横から見ると台座の高さがとても高くて身につけにくい指輪なんです。
* ビフォー *

さらに、

写真で見ると全て同じ大きさに見えるメレダイヤですが、
実際にはほんの少しずつ直径が違うんです

新しい枠にセッティングする際にメレダイヤの直径が0.1mmでも異なるとセッティングできないことがほとんどなので、

この中から

2.2mmのメレダイヤを7ピース

だけ選び、トータル0.38ctの4点留めハーフエタニティリングへリフォームいたしました
* アフター *

こちらももちろん台座の高さはありません。
1点ずつ身につけても素敵ですが、
2つのリングを重ねづけなさっても素敵なんですよ
K.Mさま、この度は大切なダイヤモンドリングを当店でリフォームしてくださり誠にありがとうございました。

「立爪」って爪留めでダイヤをセッティングしている指輪のことと勘違いされている方が時々おられます。「立爪の指輪」とは、6つの大きく尖っている爪でダイヤモンドを高く掲げるような感じでセッティングされている指輪の事を言います。30年ぐらい前にはご婚約指輪等のきれいなダイヤモンドは立爪の指輪にするのが一般的でした。立爪が一番ダイヤをきれいに輝かせる指輪であると言われていたのです。ですが、立爪の爪は時にダイヤモンドより大きく目立ち過ぎですし、高さもダイヤモンドの厚みの2倍以上あり、指輪のサイズがピッタリでも爪が重たいのでダイヤモンド部分が回ってしまったり、爪にストッキングが引っかかり電線したりすることもあったりと実用的ではありませんでした。
昔贈られた立爪の指輪をお持ちでも身につけられないので「私は指輪は身につけない人なの」と思い込んでいらっしゃる方が多いのも事実です。
現代では加工技術が遥かに進み、お洒落で身につけやすいデザインの指輪でもダイヤモンドに光がよく入るようなデザインがたくさんあります。身につけやすいデザインへリフォームなさったら貴女も「指輪をいつも身につけたい人」に変わる事間違い無しですよ。

ジュエリーリフォームのご相談、お見積もりは無料です。